【特集】調布特撮大戦
実は調布は特撮映画と縁が深い。
『ガメラ』を生んだ大映撮影所(現・角川大映スタジオ)や過去作品をデジタル修復してきた東京現像所をはじめ多くの特撮関連会社が調布に存在する。東京現像所の営業終了により、拠点のひとつを失うことになるが、この機会に特集上映と展示で「調布と特撮映画」に焦点を当てる。
特集上映の作品は3本。1本は、『空の大怪獣ラドン』。1本は、日本映画人気投票で選出の『シン・仮面ライダー』(2023/監督: 庵野秀明)。調布にあるダミーヘッドデザインズが造形を担当。もう1本は、『ガメラ 大怪獣空中決戦』(1995/監督:金子修介・特技監督: 樋口真嗣)。日本特撮映画を変えた衝撃作は調布の大映撮影所で制作された。
また、たづくりエントランスホールでのCINE_WORKS 展には2022年の井上泰幸展で紹介された『空の大怪獣ラドン』の岩田屋ビルの復元模型も展示される。
2月2日(金)~2月8日(木)
『ガメラ 大怪獣空中決戦』<4Kデジタル復元版>(1995/95分/DCP)
©KADOKAWA 日本テレビ 博報堂DYメディアパートナーズ/1995
2月11日(日)14:00
『空の大怪獣ラドン』<4Kデジタルリマスター版>(1956/82分/DCP)
トークゲスト:三池敏夫(特撮美術監督)、清水俊文(元東京現像所 営業部長兼アーカイブマネージャー)
ⓒ1956 東宝
2月11日(日)18:00
『シン・仮面ライダー』
(2023/121分/DCP)
トークゲスト:藤原カクセイ(特殊メイクアップ・デザイナー)
ⓒ石森プロ・東映/2023「シン・仮面ライダー」製作委員会
1月26日(金)~2月18日(日)
岩田屋ビルの再現ミニチュア 監修:三池敏夫(特撮研究所) ミニチュア制作:マーブリング・ファインアーツ 協力:井上泰幸遺族会